“南国のみかん”として親しまれている「たんかん」。「たんかん」はポンカンとネーブルオレンジが自然交配して誕生した柑橘で、中国が原産地とされています。

亜熱帯性気候に適した柑橘類で、日本には1900年前後に奄美大島を始めとする南西諸島へ導入されました。

現在では、屋久島・種子島・奄美大島などの薩南諸島が温暖な気候と水はけの良い大地、そして昼夜の気温差が「たんかん」の栽培に適し、鹿児島県が栽培面積・収穫量ともに全国1位を誇っています。

「たんかん」は温州みかんより一回り大きく、濃いオレンジ色の外観が特徴。やや厚い皮の中には果肉がぎっしりつまっており、一口頬張れば強烈なオレンジの香りとともに、みずみずしい果汁が溢れだします。驚くほどの濃厚な甘み、そして特有の野趣あふれるコクを持つ「たんかん」はまさに南国のトロピカルみかんです。

カクテルでは「たんかん」の芳醇な香りと野趣あふれる濃厚な甘みを活かし、カイピリーニャというカクテルをアレンジして提供しています。カイピリーニャというカクテルは、さとうきびを蒸留したピンガというブラジル伝統のスピリッツにライムと砂糖、クラッシュドアイスを加えたさっぱりとしたカクテル。

カイピリーニャのライムを「たんかん」に代え、さらにベースになるスピリッツに奄美諸島伝統の黒糖焼酎を使えば、爽やかでトロピカルな“奄美風カイピリーニャ”の完成です。「たんかん」と黒糖焼酎の相性は抜群で、「たんかん」の芳醇な香りと濃厚な甘みを黒糖焼酎のまろやかなコクがさらに引き立たせてくれます。

鹿児島県が全国に誇る素材同士を組み合わせて創作した、シンプルながら一度飲んだらクセになる味わいのフルーツカクテル。冬の時期に味わえる貴重なトロピカルカクテルとしてぜひ味わってみてください。

南国の太陽をたっぷり浴びて育った「たんかん」は栄養価も豊富です。「たんかん」にはビタミンCが温州みかんの約2倍も含まれており、疲労回復や、風邪の予防に最適です。しかもビタミンCはコラーゲンの育成を促し、肌を美しくする作用があるので美容にも効果的。

また、ビタミンCの吸収を助けるヘスペリジン(ビタミンP)という栄養素も「たんかん」にはたっぷり含まれています。ヘスペリジンは毛細血管を強化し、高血圧や動脈硬化の予防に効果があるといわれています。

注目すべきは「たんかん」に含まれる黄色成分であるベータクリプトキサンチンという成分。ベータクリプトキサンチンはガン予防の効果があるだけでなく、活性酸素などの有害物質を抑制してくれます。鹿児島のご当地カクテルは女性だけでなく、男性にもオススメのトロピカルフルーツカクテルです。


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*フルーツカクテルはノンアルコールカクテルとしてご提供できます。