少しの間お休みを頂いていましたが、連載を復活させていただくことになりました。今回は“幻の日本ハッカ”と呼ばれる「真美緑(しんびみどり)」。「真美緑」は岡山県南西部の矢掛町でしか栽培されておらず、生産農家も少なく収穫時期も限られている、極めて希少な日本ハッカ(ミント)です。

かつて40年ほど前は、矢掛町が位置する岡山県南部は日本ハッカの一大生産地でした。しかし、安い海外産や化学合成メントールにその市場を奪われ衰退。矢掛町内での栽培農家も全くいなくなり、日本ハッカは完全に絶えてしまったと思われていました。

ところが、2010年に矢掛町内の河川敷で大量に自生しているハッカが見つかり、調査の結果、40年以上前に矢掛町で栽培されていた品種の末裔であることが判明。これを矢掛町の特産品にしようと栽培を復活させ、「真美緑」の名で商標登録されました。

「真美緑」は鮮やかな緑色で、通常のミント葉の3~5倍もある大きな葉に、初めて見る人は驚きます。しかも鼻を近づけただけでも香ってくる、強烈なメントール香にさらに驚きます。味わいは鋭い清涼感だけではなく、余韻に独特の甘さが残ります。40年以上の時を経て復活した矢掛町のハッカ「真美緑」は、日本が誇る素晴らしいハーブです。

カクテルでは旬の日本ハッカ「真美緑」とダークラムをあわせ、暑い時期にはぴったりの“岡山県矢掛町産 幻の日本ハッカのモヒート”で提供しています。

モヒートというカクテルはラムをベースにペパーミントとライム、砂糖を加え、ソーダで割ったさっぱりとした夏向きのカクテル。

通常のモヒートで使うペパーミントを、日本ハッカ「真美緑」にかえれば、日本独自の上品な清涼感あふれるモヒートが完成します。ミントは品種の種類が多いハーブですが、カクテルのモヒートには日本ハッカ「真美緑」が最適です。希少な矢掛町産日本ハッカ「真美緑」を使ったモヒートは夏限定の贅沢なフレッシュフルーツ・カクテルです!

ハッカは全世界で栽培される多品種のハーブで、古くから食用や薬用として人々に親しまれてきました。ハッカに含まれるメントールには胃の働きを活発にし、消化不良の改善に効果があります。アルコールを飲み過ぎたときや、食べ過ぎたとき、油ものを食べた後にはハーブティーを飲むと、胸やけを防いで消化を促進します。

また、ハッカには鎮静作用があり、不安を感じたときやイライラしているときなどには気持ちを穏やかにします。気分を鎮める働きから不眠の改善にも効果を発揮します。

まさにハッカは現代人の心と身体を癒してくれる魅惑のハーブです。

 

 

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